いじめをなくしていくために、必要なことは何だろうか。
2025年10月15日 18時42分5年生の道徳科授業を参観しました。
「どうすればいいんだ」という教材を使い、「いじめについて考え、いじめをやめ、なくす集団になるために、自分ならどうするかを考え、みんなで考えたことを力を合わせて実践する態度を育てる」ことをねらった授業でした。
この資料は、いじめを続ける者といじめに苦しめられているものが登場します。いじめている側は、それがいけないことだとの認識がありながらずっと続けました。その行為を相手の母親に見つかり、厳しく指摘されますが、その後どのすればいいのか態度で表していません。資料は解決のないまま終わります。
子どもたちがこの資料を基にどのようにいじめと向き合うか。いじめをなくしていくために自分や自分たちに必要なことは何か、考えました。
資料の中のようないじめはあってはならないことです。しかし、人に上下をつけるようなことや、ある個人にいやな思いをさせていることは、自身や集団に、すべての人を大切にできる気持ちと態度がなければ起こりえますし、もしかすると今までにあったかもしれません。
いかに自分事とできるか。そのためには今回の学習から自分の今や今までを振り返り、意見や態度に示さないといけません。学習を他人事にしないよう、授業者はよく考え、子どもたちの自分事にするべく授業を展開しました。子どもたちはいじめをなくすため、今の自分に必要なことを考えました。これを実践へつなげます。