どうすればいいんだ
2025年10月25日 15時30分昨日(10/24)、令和7年度人権・同和教育訪問に関する事前訪問が本校でありました。
愛媛県教育委員会、東予教育事務所、新居浜市教育委員会から指導の先生がお越しくださり、5年生道徳科の授業を参観してくださいました。
資料名は「どうすればいいんだ」。いじめを取り上げた資料です。本時は、誰に対しても差別することや偏見をもつことなく、公平、公正な態度で接し、正義の実現に努める態度を育てる ことをねらいにし、「いじめをなくしていくために、必要なことは何だろうか」を子どもたちが考え、話し合っていくめあてとしました。
子どもたちは資料を読み、この資料の中の登場人物たちの関係にいじめがあるとすぐに認識しました。おそらく自分の日常も重ねながら、登場人物たちの立場になり気持ちを考えました。自分の意見をしっかりと述べ、子どもたちは、この学習を自分のこととして臨んでいました。
行為としてはっきりしたいじめが、いじめたり傍観したりする者の都合により、正当化されたかのように続いていくことがないよう、実生活の場で気を付けなくてはなりません。いけないことは正す正義の心をもち、さらに態度や行動で表す正義の実現が、いじめをなくすのだと思います。
自学級の子どもたちの今と将来を思う教師の愛情と、差別やいじめを許さずなくそうとする教師の熱い思いが、授業の進行とともに子どもたちに伝わっていきました。子どもたちがいじめをなくすために必要だと言ったそれぞれの力は、これから先の実生活の中で育まれ、発揮されていくことと期待します。
教師の説話は、自身の体験を語り、本時で扱った「いじめ」を子どもたちにもう一つ身近に感じさせました。教師が語ってくれた自分の話と教師自身が経験から導いた力を、子どもたちは忘れないと思います。
授業後は研究協議を行い、本校の教職員が意見を述べ合い、学びを深めることができました。
教育委員会の先生方には、本日の授業への指導・助言、また12月の人権・同和教育訪問に向けた指導・助言をいただきました。普段の子どもたちとの関わりを大切にし、神郷小学校全体が力を合わせて進み、準備していきます。
さて、神郷っ子のみなさん
お休みはゆっくりし、来週に備えましょう。
それぞれの秋を深めていきましょうね。
月曜日、元気に会いましょう